起業時に揃えたいモノ
起業時には、最低限必要な備品を揃えないといけません。
名刺などのビジネスツールがないと取引先から信用を得られません。
少ない資金で起業しようとしているものは、備品を揃える費用だけでも大きな負担に感じてしまうものです。
起業時に揃えたいモノをまとめました。
名刺
ビジネスにおいて必要不可欠なものです。
頻繁に名刺交換する職種でなくても起業して経営者になるのであれば持っておくべきです。
名刺に必要な情報は以下のものがあります。
- 固定電話
- FAX
- メールアドレス
- ホームページ
すぐに名刺のやりとりが必要になりそうな場合は、とりあえず最低限の内容で名刺を作って、ホームページなど用意ができてから作り直してもいいでしょう。
印鑑
会社を設立する時点で届出印が必要です。
法人であれば、最低限でも実印にする丸印と契約書などに使用する角印の2種類を用意しておくと良いでしょう。
ほかにも実印と銀行印を分けた3点、認印も別に用意する4点の法人印作成プランが用意されています。
法人設立時に必要で業者によっては作るのに1~2週間待たされます。
会社名を決めて、商号調査まで終えて確定したら印鑑の作成手続きに進みましょう。
ホームページ
現代においてホームページは会社の信頼性を図る重要なツールです。
事業資金の融資をはじめ従業員が個人名義で借り入れする際も勤務先のホームページを審査材料にされています。
ネット集客をするつもりがなくても、事業内容や強みを紹介するホームページを持っておくと良いでしょう。
名刺にホームページを書いておけば、ホームページを見てもらって受注に繋がることもあります。
ホームページは無料ツールを使って個人でも簡単に作ることができますが、分かる人が見ればツールを使って作ったものだとすぐに気付きます。
だからといって業者に依頼する場合のホームページ製作料金もピンキリで、小規模業者向けでもこだわると数百万円単位になります。
ホームページで集客や信頼獲得に繋げたいのか?既存顧客に対しての情報発信だけできればいいなど、目的に応じて身丈にあったホームページを作りましょう。
固定電話、FAX
携帯電話番号、メールさえあれば必要な連絡をすべてできますが、会社としては固定電話を持っていた方が信頼性が高いです。
またビジネスでは、関係の浅い相手に対してはメールよりもFAXで連絡したほうがふさわしいケースがあります。
FAXを使える環境を用意する意味でも、固定電話を持っておくと便利です。
ひかり電話であればネット料金とは別に月々500円ほどで利用できますし、固定電話番号で携帯から受信と送信ができるクラウドPBXといった事務員を常設していない業者に便利なサービスがあります。
記念品
事業規模やビジネスモデルにもよりますが、設立の記念品を用意して取引先に配ると喜ばれます。
ビジネスにおいて、無意味に物を渡すのは嫌らしさが出ますが設立記念は良い口実にもなりますし、記念品をもらったことで紹介しようと動いてもらえることもあります。
無理な投資をしすぎない
会社を運営するに当たって、あれば便利なものは色々あります。
一例をご覧ください。
- ゴム印
- 会社名の印字された封筒類
- 業務用プリンター
- 会社案内
- 専用のクリアファイルなど
- 挨拶状
- 看板の入った営業車
すべてないよりもあったほうがいいものですが、なくてもなんとかなる物も多いです。
備品やツールを全て揃えようとすればキリがありません。
最低限必要なものだけ揃えて、そのほかのものは事業運営する中で必要性を感じたり売上が上がって金銭的余裕ができてから導入を検討しましょう。
適度な設備投資やツール調達をできるかどうかもビジネスセンスが現れる部分です。