会社経営で失敗する原因とは?
インターネットで検索をすれば経営者の輝かしい成功談は山のように出てきますが、失敗談は中々出てきません。
しかし会社の経営を成功させるならば参考にすべきは成功談ではなく、失敗談です。
起業をする前には必ず「会社経営を失敗に導いた原因」を知り、同じ道を歩まないようにしましょう。
かつて会社経営を失敗に導いた5つの原因
日本の倒産件数は減少傾向にありますが、それでも創業5年以降も営業を続けられる中小企業は全体の半数以下です。
少しでも長く会社を守るために、経営者は以下の5つの「会社経営を失敗に導いた原因」を知り、避けるように努めましょう。
資金繰りに問題があった
会社経営を失敗に導く原因として最も恐れられているのが「資金繰りの問題」です。
失敗をもたらした経営者は、必ずといって良いほど「どんぶり勘定」を行っている傾向にありました。
資金繰りを成功に導くためには収支の管理を徹底し、運転資金の確保を経営者が率先して行う必要があります。
経営の目的が明確でなかった
経営者の中には「とにかく経営者になりたい」という理由で会社の経営を始める人がいます。
当然ながら、このような動機で事業を成功させるのは難しいです。
まずは事業の目的を明確にし、地に足のついた経営を行えるように事業計画を練り直しましょう。
不確定なビジネスに飛び込んでしまった
事業の目的を明確にしていてもビジネスに失敗する可能性はあります。
その理由は「不確定なビジネスに挑戦してしまった」から。
成功者の多くは会社員時代に培ったノウハウや技術を新しい事業に活かしています。
逆に今までまったく挑戦してこなかった分野・技術にいきなり挑戦した経営者は、高い確率で失敗しているのです。
設備投資に費用をかけすぎた
はりきって会社経営に舵を切った経営者が「設備投資に費用をかけすぎた」せいで経営に失敗している例も見受けられました。
思い切って東京に事務所を構えたものの、家賃が高すぎて赤字から回復できなかった企業は数多くあります。
そのような場合は無理せず、地方にオフィスを構えて東京から仕事を貰ってくるような仕組み作りをすることが、成功をたぐり寄せるための正攻法です。
経営者が現場主義だった
「経営者が現場主義」という経営も危険です。
なぜなら経営者には経営者しかできない仕事があるから。
とくに資金の管理を従業員に丸投げしていると思わぬ収支のズレが生じ、気づいた頃には手遅れというケースは珍しくありません。
黒字倒産のような悲劇を引き起こさないためにも、必ず経営者は現金の流れを抑えておきましょう。
全ての要素をクリアした経営を
経営を行う上で、成功者の体験談を聞くだけでなく失敗した経営の実例も知っておくことが大切です。
そのために「会社経営を失敗に導いた原因」を5つご紹介しました。
ご紹介した失敗のどれか1つでなく、全てを回避することで経営が成功に近づくのではないでしょうか?