利益を上げる
会社を経営するに当たり、まず理解しておくべき事項は、利益についてでしょう。
会社を興すのは簡単ですが、利益が上がらなければ会社を存続する事はできません。
利益を上げる為には、営業活動をして顧客を開拓し、その顧客に満足してもらえる商品を提供しなくてはなりません。
顧客に満足してもらえる商品を提供する為には、事業を開発する必要があり、同じものを提供し続けるのではなく、常に進化を続けていく必要があります。
事業を開発する為には、人材を育てていく必要があり、人材を育てる為の人材や経費等も必要になります。
人材を上手に育てていく事により、会社の規模を大きくしたり、より良い商品を提供する事につながります。
また、社員に対してのコミュニケーションなどを潤滑に行う事により、社員がより働きやすい職場にしていく必要があります。
良い人材なくしてよい会社経営をする事はできません。
顧客であるクライアントとの打ち合わせを行い、クライアントの求める商品を開発する為のタイムスケジュールや品質など問題解決、そのために発生しうる経費、経費を差し引いて起こる利益などを計算する必要があります。
それを積み重ねていく事により、会社に利益が生まれ、そして初めて会社を運営していく事が出来ます。
積み重ねていく為には顧客に信用を得て、再びクライアントとして仕事を発注してもらう事、また新規の顧客を開発して仕事をより多く発注してもらう事が重要になります。
売り上げを上げる為に利益ばかりを狙って、販売額を上げてしまっては、他の競合企業に顧客を取られてしまう恐れがあります。
しかし利益を上げないわけには行かないので、クライアントと話し合う事により、商品の販売額を決めていかなくてはなりません。
商品と価格がそれぞれ顧客に満足してもらえなければ、再び仕事を発注してもらえる事が難しくなります。
そのため類似品を取り扱う競合企業が、どのような品質の商品をどのくらいの値段で提供しているのかを調べてよく研究しておく必要もあります。
財務や経理について
いくら売り上げを順調に伸ばせるようであっても、「財務」や「経理」について基本知識を知らなければ、会社の経営を行う事はできません。
財務とは
財務とは大まかに言うと「資金繰り」のことで、銀行などからの借り入れによる資金調達や会社の予算管理や会社の資産の計画を行う事が主な内容になります。
売り上げが好調に上がっていたとしても、財務を正しく理解していないと、会社が倒産する恐れがあります。
財務によって業務に必要なお金の計画を立てて、それに伴う資金調達を行ったり、資産の投資などを検討する必要があります。
経理とは
経理とは日々の会計取引を帳簿に記帳し、損益計算書や貸借対照表などを作成したり、顧客に請求したり取引先や税金を申告して支払ったりすることです。
経理を行うには「簿記」が基本となる為、まずは簿記を理解しておく必要があります。
日々のお金の流れについて経理を行う事により理解しないと、財務につなげる事が出来ません。
これらのお金の流れをきちんと理解しておかなければ、会社経営を潤滑に進めることはできません。
売り上げを求める事も会社経営にあたって大切な事ですが、財務や経理を適切に理解し、正確に活用できるようになる事も会社経営者にとってとても大事な事です。